母の日のプレゼント

 
 

私と妹は、母の日に聖書バックと桜色のストールをプレゼントしました。毎年妹と相談して買っているのですが、今回はゴールデンウィークに母と行った八ヶ岳で買っておきました。

母が仮の聖書バックを使っていたので、母と別行動になった時にこっそり探しに行って買ったのですが、次の日母は違う店で聖書が入りそうなカバンを見つけて、「そういえば、聖書バックかえたほうがいいって言ってたよね?」と私に聞いてきました。私はとっさに、「うん、でもこの店はあんまりいいのなさそうだよ」とさりげなく答え、その場をしのぎました。

聖書バックだけでは物足りなかったので、他にも何か喜んでもらえそうなものはないかと、イエス様に聞いていました。すると、母に思いが入り、旅行の最後に八ヶ岳倶楽部という人気のある観光地に導かれることになりました。そして、そこで妹が母とストールを見ている時に、母が「きれいやね~」と言ったようで、妹がすかさず「お母さん、この中ならどの色がいい?」と聞き、好みの色を把握したと言ってきました。私たちはすぐ、ストールをあげることに決定しました。

でも、母は同じ店内にいるし、どうやって内緒で買おうか…と思いました。すると母は、イエス様の導きでそこで個展を開いていた方に福音することになり、長い立ち話が始まったのです。イエス様はその人と母を出会わせるために、八ヶ岳倶楽部に導いて下さったことが分かりました。母は、その方の教会をモチーフにした陶芸の作品を、記念に購入しました。そして、私たちも店員さんの協力のもと、無事に見つかることなく購入することができたのでした。



そんなふうにして旅行先から密かに持って帰ってきたプレゼントだったので、早く渡したくて仕方がありませんでした。母の仮の聖書バックが限界にきているのを見るたびに、「今日渡しちゃう?」と、妹に相談していました。でもやっぱり母の日に…と気持ちを抑えて、当日を迎えたのでした。母は袋を見るなり、「えっ?八ヶ岳で買ったの!?」と驚いていました。毎年母が驚いてくれる姿を見るのが楽しみな私です。もちろん、聖書バックとストールを喜んで受け取ってくれました。そして「いつ買ったの?」と聞かれ、待ちに待った種明かしタイムとなりました。「実はね~」と、前に書いた一連の流れを説明したのでした。





私はよく、この先にどんなことが待っているのか教えてほしい!とイエス様に求めていました。でも今回、母は当日まで知らないけど私たちは知っていた母の日のプレゼントの存在を通して、神の思いを知らされた気がしました。

母は自ら聖書バックを買おうとしたけど、私はもっといいものをすでに購入し、母のために用意していた…神も私たちが求める前から必要なものはご存知なんだと思いました。でも、自分の都合で求めていったり、聖霊が「違うよ」と教えてくれているのに、肉欲に負けてしまったら、神が用意されている祝福は受け取れないということも分かりました。

また、イエス様の声を聞き、導かれた場所で待っていた人に忠実に福音した母に対して、神は喜んでストールも祝福として用意されたこと…私と妹に思いを入れ、かつ実現に至らせて下さったのは神であったことが分かります。そして私たちがずっと秘密にしていたプレゼントを母の日にようやく渡したのと同じように、神も私たちに必要なもの、祝福は、神の計画によって定められている日に必ず与えてくださるのだということも語られました。そして、それを受けた時はじめて、私が種明かしをしたように、その時は分からなかった神の思いを知ることになり「だから、あの時は~だったんだ」と、神の偉大な計画と愛の大きさに喜び満たされるのです。神はこれから先に起こることをすべてご存知の上で、私たちを今という場所に置いてくださっている…それが分かると、何も思い煩うことなく平安に過ごせます。これも信仰ですね。今が神の訓練の中であれば、なおさらこの信仰に立たなければいけません。



ローマ8:18
「わたしは思う。今のこの時の苦しみは、やがてわたしたちに現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。」



アーメンです。母の日を通して、神の目から見たとき、私の過去も今も決して無駄な時間はないこと、すべては未来につながっていることを改めて語られ、感謝でした。