栗山監督の本に載った兄弟の証

 
 

ぶどうの木に家族で来ている兄弟姉妹のもとに、まだ正式発行前の『伝える―言葉より強い武器はない―』という本が届けられました。北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が執筆された本です。ちょうど朝日新聞で紹介されており、1冊目はベストセラーになっており、この本は第2弾だそうです。
なぜ、兄弟姉妹のもとにこの本が届けられたのかと言いますと、この本の中で、ぶどうの木の兄弟が、紹介されているからなのです。
彼のことについては、彼自身が書いた証がありますので、ご紹介します。


僕は、3年前イエス様を知り救われた20歳のクリスチャンです。
2008年の秋に朝自転車で登校中に交通事故(今はサタンの策略だったと分かります)で頸椎損傷になり首から下が麻痺状態、呼吸器をつけた状態での生活が始まりました。交通事故にあい僕のもとには、霊能者や気功治療師(この世のカルト)が何度も来ました。しかしけがの状態はいっこうに良くならず僕はもうどうなろうがどうでもいい、もう死んだってかまわない、精神状態もボロボロのどん底状態になっていました。



ICUに入院して4か月後の2009年2月、野球部の先輩がお見舞いに来ました。その先輩は2008年7月に最後の夏の大会前、練習中ボールを投げる右ひじにバットが当たりボールを投げれなくなるけがをおいました。しかし翌日右ひじの腫れも引き普通にボールを投げていました。その時は気づいていませんでしたが、僕は事故にあう前にイエス様の奇跡を見ていました。お見舞いに来た先輩は御言葉ノートというイエス様のメッセージ(聖書の言葉)が書かれている本を持っていました。話を聞くと「練習中にひじをけがしたけど、この本を読んで祈ったら次の日にはもう治ってた」と…僕は実際に見ていたのを思い出しました。



それから数日後、僕は関西の病院に転院しました。そこで僕は医師に「君のけがは今の医療では治せない」と言われました。この言葉によって僕は今までにないほど大泣きをしました。リハビリにも全く気力が出ず、抜け殻のような生活を送っていました。

2009年4月、僕に御言葉ノートを渡してくれたクリスチャンである野球部の先輩とその母と姉、牧師、牧師の長女、次女が関西までお見舞いに来てくれました。牧師は、「学校の窓拭き掃除をしていて鉄筋校舎の3階から落ちてしまい、植物人間の状態で車いす生活を送っていた男性が、イエス様の力で急に立ち上がり走り出した」、「私は10万人に1人にしかならない難病になり、この世の医学から見離されたけど癒された」、「イエス様は愛の神で人(加害者)を恨んだままではいけない、この世にはサタンがいて加害者にサタンが入って事故に合わせたんだよ。だから加害者を許そう」と、話してくれました。

今まで人の話で泣いたことのない自分が自然と泣いていました。他の宗教にはない感覚でした。「イエス様を信じていやしを受けるのか、それともその数珠に頼っていくのか、あなたはどちらを選ぶ?神はあなたにその選択をする意志を与えておられるけど…」この言葉に僕は即答し、今までつけていたさまざまな宗教の数珠を外しました。そして、病室にいた父、母、姉も共にイエス様を受け入れ、聖霊と異言をいただき、加害者を許すと口で告白して癒しの祈りを受けました。



マルコ16:17-18
信じる者には、このようなしるしが伴う。すなわち、彼らはわたしの名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、へびをつかむであろう。また、毒を飲んでも、決して害を受けない。病人に手をおけば、いやされる。



初めてもらった御言葉でした。



2009年6月、僕は高校球児だったので、最後の夏応援に行きたい思いがあり医師に相談しました。医師からは「6月に退院は無理かも知れない」と言われましたがイエス様に祈っていると急に6月に退院することができました。自分がイエス様の力を実感する最初の出来事でした。

2009年8月に床ずれから菌が入り高熱が出て入院しました。後日牧師がお見舞いに来て癒しの祈りしてくれました。すると状態は回復し退院することができました。2度目のイエス様の力を体験した時でした。

2010年8月、高校を中退していた僕は高卒認定試験を受けることを決めました。僕は勉強が苦手で高校時代の成績は良くありませんでした。しかし受験をしてみたら1発で合格することができました。3度目のイエス様の力を実感した時でした。



イエス様は僕に分かるようにご自身をあらわして下さいました。僕はさらに進学したいという思いを入れられ、大学受験も合格でき、今は大学生として生活できています。そして加害者とも和解することができ、互いにクリスチャンとして、集会で聖書を学んでいます。入院中に落ち込んでいた心は、「医者に直せない病気もイエス様は治せる!」という言葉によって、解放され、今では前向きになることができました。


栗山監督がテレビ朝日の『熱闘甲子園』という番組に携わった2009年に、彼は取材を受け、3年半後の今年の1月に、栗山監督直筆の手紙とファイターズの優勝記念グッズが彼のもとに届きました。ちょうど私も届いた日に、彼の家に伺っていたので、お手紙と記念グッズを見せていただきました。
彼はすぐに返事を書き、栗山監督に送ったのですが、その手紙はキャンプイン直前に届いたとのこと。そして、選手とスタッフが全員集まった全体ミーティングで彼の手紙が読まれたそうなのです。手紙の内容は、彼の証と必ず立ち上がるという信仰と希望に満ちたものであり、クリスチャンとしての彼の“今”が伝えられています。私たちが驚き、イエス様に感謝したことは、彼の福音の手紙がそのまま全文載せられていたということです。イエス様のなさり方は計り知れません!!
彼のお母さんが、預言のように、「春になったら、蒔いた種が花を咲かせる」と言っていたのですが、まさにこの事だったのか!と、私たちは大興奮で、すぐに本屋を駆けずり回って買いに行ったのですが、すでに売り切れの店舗が多いことに驚きました。栗山監督のような世間で注目されている方とイエス様によって出会えた事のすごさを改めて実感しました。栗山監督に、イエス様からの100倍1000倍の祝福を祈ります。

私たちぶどうの木にとって、栗山監督のこの本は、新たな福音のトラクトとなりました。ぜひ、たくさんの方々にイエス様の力と、言葉より強い武器はないことを知っていただけたらと思います。

そして今回の事に対して、彼自身がみことばをいただいたので、書きたいと思います。

第2コリント4:13~18
「わたしは信じた。それゆえに語った」としるしてあるとおり、それと同じ信仰の霊を持っているので、わたしたちも信じている。それゆえに語るのである。それは、主イエスをよみがえらせたかたが、わたしたちをもイエスと共によみがえらせ、そして、あなたがたと共にみまえに立たせて下さることを、知っているからである。すべてのことは、あなたがたの益であって、恵みがますます多くの人に増し加わるにつれ、感謝が満ちあふれて、神の栄光となるのである。だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。なぜなら、このしばらくの軽い患難は働いて、永遠の思い栄光を、あふれるばかりにわたしたちに得させるからである。わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。

そして、牧師からは、このみことばを握りしめるように!とローマ8:18が彼に贈られました。

ローマ8:18
わたしは思う。今のこの時の苦しみは、やがてわたしたちに現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。

彼は、証の会で「必ず立ち上がる」と宣言しました。ぶどうの木全員が必ずその日が来ると信じています。ぜひ、栗山監督をはじめ選手、スタッフの皆さん、朝日放送の皆さん、そして、この本を通して彼のことを知ったすべての方々にも、その証人になっていただきたいと思います。

マルコ10:27
人にはできないが、神にはできる。神はなんでもできるからである。

ヨハネ11:40
もし信じるなら神の栄光を見るであろうと、あなたに言ったではないか。

アーメン。すべての栄光をイエス様に帰します。