一番うれしい言葉

 
 

韓国にいる友達(通称ナタナエル)と、久しぶりに一日中メールで話をしました。
彼女は、韓国の教会に通いながら、いろんな疑問を抱いていました。特に、今週語られている神の義ではなく、自分の義で毎日行われる教会の礼拝や集まりに執着しているクリスチャンはどうなのか…最初は、自分にすごい証をくださったイエス様に感謝して毎日早朝礼拝に通いようになり、イエス様のことをより知ることのできる貴重な時間を過ごしていたけど、だんだん休んだらいけない!という義務のように思えてきた…心の中は休んだらどうなるのかという不安や恐れのほうが大きくなって、礼拝に執着している自分になっていった…でも、どこにいてもイエス様が私の内におられるのだから、教会に行かなければイエス様と交わりが持てないというのは違う!と気づいた…だから、礼拝に参加する時もしない時も、イエス様のみことばを聞きたい時も、誰かとみことばを分かち合いたい時も、イエス様が共におられることを意識して、聖書を読みながら主との交わりが持てるようになった…と話してくれました。

そして今朝、彼女がイザヤ29章13節をいただいたと教えてくれました。

イザヤ29:13
主は言われた、「この民は口をもってわたしに近づき、くちびるをもってわたしを敬うけれども、その心はわたしから遠く離れ、彼らのわたしをかしこみ恐れるのは、そらで覚えた人の戒めによるのである。

このみことばを通して彼女が語られたことは、
「口でだけ告白して、心は違うところに向かっていないか自分を吟味する。口でどれだけ告白しても、私たちの一日を、私たちの命を守っていらっしゃるイエス様がおられるという事実を忘れてはいけない。イエス様は、私がどこにいても共におられることを忘れないで、今日も一日イエス様と共に過ごします。」
ということでした。

彼女とのやりとりの中で、神の義と自分の義についてクリスチャンがもっと知ることが大切だと思いました。そして、彼女が知りたかったことが、すべて「神の国は力である」のトラクトに書いてあったため、それをもとに質問に答えている自分がいました。やはり、韓国語版も必要だ!と確信しました。主に忠実に完成させます。

私がタロット占いで生活をしていた彼女と出会ったのは2年半前のことでした。その時は福音のためならどんなことでもする!というパウロの言葉(第1コリント9:19~23)どおり、好意でタロット占いをしてくれると言った彼女の言葉を受け入れ、占いをしてもらいました。あの時、自分の義「占いをしてはいけない」を貫き通して占いを断っていたら、今に至っていなかったかもしれません。

彼女は、両親が熱心なクリスチャンであるにもかかわらず、信仰は親がクリスチャンだからクリスチャンという程度でした。日曜日は遊びたいからと学生の頃から教会に行かなくなり、タロット占いをしていることも親には内緒にしていました。その後、私が留学した際に毎日のように会って交わるようになり、彼女は改めてイエス様を受け入れ、聖霊と異言をいただき、親にも占いをしていたことを悔い改め、タロット占いという仕事も辞めました。

先週彼女の弟に会った時に、「お姉さんは、本当に変わった」と何度も言っていました。その言葉から、家族も認めるほど彼女は180度生まれ変わった人間=神癒を受けたのだと分かりました。今彼女は、イエス様・みことばを愛するクリスチャンになりました。

彼女の疑問がすべて解決したあと、「私に本当のイエス様を教えてくれてありがとう」というメールがきました。クリスチャンとして、何よりうれしい言葉でした。
彼女にそう伝えると、「私も誰かにそう言ってもらえるように、イエス様をもっと知らせていきたい」と言っていました。

クリスチャン家庭で育っても、聖書を学ぶこと、日曜日を聖別することが義務としか思えなかった彼女。そして、クリスチャンとして歩み始めても、自分の義にとらわれて宗教的になっている周りのクリスチャンが気になり、自分もそうなりかけた彼女が、助け主聖霊の力によって本当のイエス様に出会ったこと、今まで知っていたイエス様とは違う!と悟ったことはすごいことです。すべては、聖霊の力だと改めて思いました。イエス様が与えてくださった大切な姉妹、働き人として、これからも聖霊の導きに従って彼女と共に福音宣教できることに感謝します。楽しみです。すべての栄光はイエス様に帰します。