酒の霊と男義の霊からの解放

 
 
私は韓国にあるチョンジュ(全州)で餅屋をしている36歳(韓国年齢)の男性です。私のここまでの10年以上の時間を振り返ってみると、お酒は私に必要な物でした。良く考えれば良く、悪いと考えれば悪いお酒は、私の人生を徐々に蝕んでいきました。大学の時から繋がってきた友達とのお酒の席、社会に出てサッカークラブでのお酒の席、様々な知人とのお酒の席は興味深かったですが、現在の私を考えてみると、大きな意味がなかった出会いでした。私は愛する妻と結婚し、かわいい娘たちを得ました。しかし、一日一日感謝することがありませんでした。聖書で教える第一に神の愛、第二に家族の愛を全く見いだすことができませんでした。言葉でだけクリスチャンである反キリストの人生を生きていました。その中心には、酒の霊と男義の霊がいつも私につきまとってきました。ある日、酒をたくさん飲んで危険な状況になり、酒によって働く事にも問題がありました。お酒を飲んで妻とケンカする日が多く、家長としての役割も一つもできていませんでした。そんな渦中に、私の状態をあらかじめ見分けていた妻は、私にいつも祈りとみことばで忠告をしてくれました。私はそんな妻の姿にむしろ怒り、妻を裁いて無視しました。そうなればなるほど、お酒をとても飲みたくなり、友達との約束はもっと増え、妻とのケンカも多くなり、私の日常生活はどんどんめちゃくちゃになっていきました。お酒による悪い霊をサタンが利用して私を攻撃してくる渦中にも、私は分別できる能力が落ち、無気力になり、怠惰な人生を生きていました。ぶどうの木から150万円という大きいお金を借金しても、本当に私自身が馬鹿みたいに無能力に見えました。私は何度も誓い、お酒を減らさなければならないと思って努力しようとがんばりましたが、毎日同じような生活をするという無意味な時間を送りました。お酒を減らすこともできず、絶対にやめられませんでした。そんな私を私自身が見ていると、本当に情なかったです。
箴言23:30~35酒に夜をふかす者、行って、混ぜ合わせた酒を味わう者である。酒はあかく、杯の中にあわだち、なめらかにくだる、あなたはこれを見てはならない。これはついに、へびのようにかみ、まむしのように刺す。あなたの目は怪しいものを見、あなたの心は偽りを言う。あなたは海の中に寝ている人のように、帆柱の上に寝ている人のようになる。あなたは言う、「人がわたしを撃ったが、わたしは痛くはなかった。わたしを、たたいたが、わたしは何も覚えはない。いつわたしはさめるのか、また酒を求めよう」と。
お酒の霊によって私はさらにどんどん堕落していっているという事を、イエス様が私に知らせて下さる機会がありました。お店の経済状況は、ずっと良くならず、妻に生活費をあげなければなりませんでしたが、私は通帳の残高がゼロの状態でした。自分で、なぜ私にこんな状況が継続しているのか懐疑を感じ、涙が出て止まりませんでした。私は今まで何をしていたのか?私が家長としての役割をきちんとしているか?私を破滅させるお酒が本当にすごいものか?私がお酒一つ放棄すれば、得られるものがたくさんある。ぶどうの木兄弟姉妹達が本当に不足した私のためにメールを書いて、一生懸命祈ってくれているのに、私は何故こんな生き方を自分自身で選択したのかという考えが入ってきました。言葉だけではなく、お酒をやめる事を決心しました。お酒を少し減らしてみようではなく、私は断固としてお酒を絶対に飲まないことを決心しました。「みことばに基いた信仰がなければ、行いの義=自分の義であり、結局は自分が神という宗教を信じているため、何の力もありません。やればいいんでしょ?という気持ちで行い、神の御心を知ろうとしない、何のためにやるのかが分かっていない状態、先頭車両がないまま止まっている列車、自分の努力によって動かしている列車は、いずれ大事故を起こしてしまうでしょう。」ぶどうの木の教えのブログを通して語られました。
エペソ5:18  酒に酔ってはいけない。それは乱行のもとである。 
間間で、お酒を飲みたい気持ちはずっとありました。お酒、タバコ、運動、賭博など、自分の意志が一番大切だと思います。私自身が私をよく知っています。お酒は私の人生にちょっとの間楽しみを与えただけで、私の人生の助けには一つもならなかったことを確実に感じました。
お酒は飲まなくなって一か月しかたっていませんが、私の家庭と店に少しずつの変化が起きました。妻との仲が良くなり、私になつかなかった子供たちが私の退勤時間を待っているようになり、お酒による二日酔いがないため次の日に働く事にも全く無理がなくなりました。霊的に清い心で日本に来ることができ良かったです。今回日本での交わりを通して、私自身がどれほど大きく成長しただろうかと期待しています。今、お酒を飲まなくなって一か月ですが、これからの私の将来にわくわくします。私には、分別する能力が生まれました。そして、確実なイエス様との1対1の関係を築くことができました。私は神が下さるみことばの良識に従って、お酒の中毒にはまっている沢山の韓国人に、私の証を伝えたいです。私の証を通して少しでも変化があれば、一生懸命福音を伝え、神が立てて下さった韓国のぶどうの木として、一生懸命働かなければならないと思いました。
一人ではやり遂げられなかった今の私を、横で助けてくれた私の妻に感謝し、いつも何かある度に自分の事のように祈り、応援して下さる牧師と長老、執事、ぶどうの木の兄弟姉妹に感謝します。さらに、たくさんの人たちの前で、私の話をすることは、幼い時から恐れがありました。私のお酒に対する証をぶどうの木の兄弟姉妹達の前で伝えられたことに感謝します。ぶどうの木の家族たちに会い、交わる事ができる良い機会が与えられた事は、私にとっては本当に大きな祝福です。感謝します。